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障害競走の開催 障害競走が行われるのは、札幌、函館を除く8競馬場。 東西主場の開催で行われ、従場の開催では行われない。 1日12競走中に1競走が行われる。日程によっては競走が行われない日もある。 土日の2日間で4競走以上は行われない(最大3競走)。 平地のGI競走が行われる日は、その競馬場では障害競走は行われない。 障害競走の施行 障害が組まれる競走番号は以下の通り。 第4競走、第5競走 一般競走 第8競走 一部の特別競走 第9競走 阪神、京都、東京の重賞、一部の特別競走 第10競走 中山大障害、小倉SJ、新潟JS 第11競走 中山グランドジャンプ 障害競走に出走する馬 3歳以上であること(ただし3歳馬は東西6月開催以降から出走が可能)。 障害試験に合格していること。 障害競走に騎乗する騎手 障害騎手免許を取得している騎手が騎乗できる。内田博幸騎手などは、平地の免許しか持っていないので障害には騎乗できない。福永祐一騎手は、障害には一度も騎乗していないが、免許は持っているので騎乗できる。 平地しか騎乗しない騎手は、危険な障害には騎乗しないため免許を返していることが多い。 障害しか騎乗しない騎手は、体重面で平地に騎乗できないという理由が多い。 障害競走のクラス分け 障害競走のクラスは、未勝利とオープンの2つしかない。 以前存在した400万は廃止。 障害競走で1勝以上している馬が障害のオープン馬である。 障害競走の負担重量 障害競走の負担重量は、定量と別定の2種類。 減量騎手による重量軽減は一般競走のみに適用。下限が3歳56kg、4歳以上57kg。 58kgの3歳馬に3kg減の騎手が騎乗しても、55kgではなく56kgとなる。 定量(J・GI) 固定の重量が課せられる競走。 定量(未勝利) 年齢と性別で決められた重量が課せられる競走。施行時期で変動がある。 3歳 58kg(5月〜) 4歳以上 59kg(〜5月末・4歳)、60kg(6月初〜・4歳以上) 5歳以上 60kg 牝馬 上記から2kg減 別定 定量にプラスして、様々な条件で負担重量が課せられる競走。 別定SA 収得賞金400万円超過馬は超過額3 00万円毎1kg増 別定SB 収得賞金700万円毎1kg増 中山新春JS 別定SBと同じ 牛若丸JS J・GI1着3kg増、J・GII1着2kg増 春麗JS J・GI1着3kg増、J・GII1着2kg増 淀JS 別定SBと同じ ペガサスJS J・GI1着および外国招待馬3kg増、J・GII1着2kg増 収得賞金の算出方法 収得賞金(本賞金)は、平地と障害で別々に算出される。平地でGIを勝利した馬も900万下の馬も、入障した時は未勝利馬となるため、収得賞金は0万。 2000年より障害競走での収得賞金は平地競走の本賞金に加算されない。1999年以前に障害競走で獲得した収得賞金は、平地競走の収得賞金に加算される。ポレール号は障害で稼いだ本賞金で天皇賞・春に出走したが、2000年以降だった場合は不可能な技。 収得賞金の算出方法は平地競走と同じ。以下の金額を加算する。 例えば、未勝利とJ・GII(1着5,000万)を勝っている馬の収得賞金は、400万+2,500万=2,900万となる。 未勝利1着 400万 オープン1着 1着賞金の半額 重賞1着 1着賞金の半額 重賞2着 2着賞金の半額 障害競走に出走できる条件 競走に出走できる条件として以下が定められている。 未勝利馬 未勝利戦と重賞以外のオープン戦(格上挑戦)に出走できる。外国産馬は混合戦にしか出走できない。スナークリバティやルールレッドスターは、未勝利の身でオープン戦を勝っている。 オープン馬 すべてのオープン戦に出走できる。 ペガサスJS 外国馬は中山グランドジャンプの招待馬に限る。 障害コースの種類 障害コースの種類は5タイプある。 障害コース→直線芝 レースは障害コースで行われ、最後の直線走路のみ平地の芝コースを使用する。阪神の3,900mではスタート時に直線を逆走。(阪神、京都、中山、東京、小倉) 障害コース→直線ダート レースは障害コースで行われ、最後の直線走路のみ平地のダートコースを使用する。(阪神、京都、中山、東京、小倉) 障害コース→平地芝コース レースは障害コースで行われるが、向正面で芝の外回りコースに入り、そのままゴールする。(中山) オール平地芝コース 障害コースが無いため、平地の芝コースに置き障害を設けてレースを行う。(新潟) 平地芝コース+襷コース 障害コースは襷コースしかないため、外周は平地の芝コースに置き障害を設けてレースを行う。(中京、福島) 設置されている障害の種類 競走中に通過する障害はさまざまな種類がある。 生け垣 家の塀に使われる生け垣と同じ。土塁(盛り土)の上に生け垣が植えてあるものと、コース上に直接生け垣が植えてあるものの2タイプがある。生け垣はかき分けて通過することが可能なので、低い飛越でもクリアができる。 竹柵 竹ぼうきをたくさん並べたような障害。生け垣と違って、かき分けて飛越することができないので高い飛越が必要。 グリーンウォール 人工の竹柵で、緑色のブラシ(はけ)をたくさん並べたような障害。公募でグリーンウォールと名付けられたらしい。東京と阪神に登場。 水濠 池を設置した障害。低い生け垣と池を飛越する。飛ぶ距離が短いと池に落ちてしまう。水濠に落ちることを「トモを落とす」と呼ぶ。 バンケット 上り→下りの丘のように盛り上がっている坂。京都の9号障害、福島と小倉の襷コースがそれである。京都の9号障害は通称「ビッグスワン」と呼ばれ、坂ではなく舞台のような段差になっている。 坂路 バンケットの逆で、下り→上りの谷のように窪んでいる坂。中山の1、3号坂路、中京の襷コースがそれである。中山の坂路は、馬が見えなくなるほど深い谷になっている。 可動式障害 最後の直線走路に設置される障害。車が付いていて設置時に移動が可能な竹柵。 置き障害 障害コースのない競馬場で、芝コースに設置し障害コースとして使用する場合に用いられる。竹柵と同じで、高さも低く設定されている。「ハードル」とも言う。中京、福島、新潟、中山で使用。 カセット式障害 東京の襷コースが廃止されてから設置された障害。普段は通常障害だが、重賞時は大竹柵や大生け垣をカセットのように入れ替える。 障害競走の用語 競馬新聞や実況でてくる用語集です。障害競走には欠かせない用語。 逆回り 本来の回り方の逆に走ること。襷コースが設置されている競馬場では途中で順回りにリバースするため、「まずは逆回り、4コーナーから3コーナーへ向かいます」などと実況でよく言われる。 順回り 本来の回り方で走ること。襷コース通過後、実況で出る言葉。 襷コース トラックを斜めに横切る形で設置されたコース。障害にしか無い魅力の一つ。たすきがけに似ているのでこう呼ばれる。 トモを落とす 馬が後ろ脚をくじくような意味。障害競走では、馬が水濠に落ちて水しぶきが上がることを指す。 ダートコースを横切る 障害コースから芝の直線に出るには、ダートコースを横断する。「ダートコースを横切って芝の直線コースに抜きました」と実況でよく言われる。中山では、障害コース自体がダートコースを横切っている。 斜飛 障害を斜めに飛越すること。着地時にバランスを崩して隣の馬に接触することもある。飛越距離にもロスが発生することになる。 空馬 落馬で騎手が乗っていない馬。馬は群れについていくため、競走中の馬に接近する。自由に走るため非常に危険である。 落馬再騎乗 落馬しても乗り直してレースを続けることができる。続行不能の時点で競走中止となる。中山グランドジャンプで、外国馬ランド号とラム騎手が、落馬再騎乗でゴールしている。 |
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